5 strokes/sec

これは、Perkyでどれぐらい速く入力できるか実験していた１９９１年夏に私自身が出した記録です。
Perkyには２０個のキーがあって、使用頻度の高い文字は１キーで、それ以外の文字・記号・ファンクションキーなどは２～３キーを同時打鍵することで入力します。
かな入力の場合、１回のキー入力（同時打鍵を含む）で、かな１字入力できます。したがって、5 strokes/secは１秒間にかな５字、１分間に３００字入力できるということを意味します。

小指	薬指	中指	人差指	親指	親指	人差指	中指	薬指	小指
あ	え	う	い	お	な	た	さ	か	は
Enter	BS	ん	を	Space	ら	だ	ざ	が	ま

上の図はかな入力モードの文字配列の一部を示しています。
両手１０本の指にそれぞれ２個ずつキーを割り当てています。
たとえば、右手の人差指の指先のキーを押せば、「た」が入力されます。また、両手の人差指の指先のキーを同時に押せば、「ち」が入力されます。

あなたは１分間にかな３００字入力できますか？
私のまわりにはそんなに速く入力できる人はいません。だからといって、私の指が特別速く動くというわけではありません。

たとえば、ホームポジションのキーを連続して押すだけなら、誰でも１秒間に５回ぐらい押せるでしょう。私の場合、左手の小指で４．７回／秒、右手の人差し指で６．２回／秒ぐらいです。
ゲーム好きの人なら、もっと速い人がいくらでもいるでしょう。

Perkyは２０個のキーを手の形に合わせて立体的に配置することによって、２０個のホームポジションのキーを作りました。そうすれば、実際にかなを入力しても、１個のキーを連続して押すのと変わらないぐらいのスピードで入力できるようになるということです。

小指	薬指	中指	人差指	親指	親指	人差指	中指	薬指	小指
Ｕ	Ｏ	Ｉ	Ｅ	Ａ	Ｒ	Ｔ	Ｓ	Ｃ	Ｈ
Enter	BS	Ｙ	Ｗ	Space	Ｌ	Ｄ	Ｎ	Ｇ	Ｆ

上の図は、英字入力モードの文字配列の一部です。アルファベット２６字のうちの使用頻度の高い１７字とスペースがホームポジションの１キーで入力できます。
右手で子音、左手で母音を入力するようになっています。

Perkyでは複数キーの同時打鍵を積極的に使います。たとえば、「Ｅ」と「Ｔ」のキーを同時に押すと、必ず「ＴＥ」の順に入力されます。さらに、「Ｅ」「Ｔ」「Ｈ」のキーを同時に押すと、「ＴＨＥ」の順に入力されます。
３つのキーを順に押すより、同時に押した方が、慣れれば楽で速いという私自身の経験からこういう仕掛けを作っています。

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